「それならば、METAタグにサイト名や商品名、関連キーワードを入力すればいいのではないか?」と思われますが、実際の所、METAタグの本来の利用方法が効果的に活用できたのは2年前までの話です。
というのも、インターネット上には何千万、何億と言うウェブサイトとウェブページが存在する今、そして多くのウェブマスターによってMETAタグが乱用されている現在、METAタグに特定のキーワードを記述したからと言って検索エンジンのキーワード検索結果で上位表示されることはまずありません。
それは、Google初め多くの検索エンジンがすでに検索アルゴリズムの対象からMETAタグ情報を外しているからです。
検索結果で単にあなたのウェブページが表示されるという以外に、ウェブページの説明文がどういう内容で表示されるかということは、実際にクリックされる際に興味を与える説明文であるかどうか、極めて重要な項目ですので真剣に考える必要があります。
メタタグの種類 キーワードタグ
METAキーワードタグにはウェブページに関連するキーワードを記述します。
特定の検索エンジン(日本ではinfoseek、gooなど)の情報収集ロボットがウェブページを訪れた際にMETAキーワードタグ内の情報をそのウェブページに関連するキーワードとして登録します。
ただ、この方法は、あまり検索エンジンに対する効果が少なくなっています。
しかし、特定の検索エンジンにはある程度検索対象として考慮されている以上、少なくともウェブページが扱っているサービスや商品名位は記述しておくべきです。
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KEYWORD TAG
<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,・・・">
ここには最低限タイトルタグにいれたキーワードを入れます。さらにタイトルに入り切れなかったキーワードも付け足します。
このタグは表示上見えないので少し多めにキーワードを入れてもかまいません。
ただし同じキーワードを何度も繰り返さないように。アメリカでは Three words ruleというのがあり、同じキーワードを3回以上繰り返すことは、スパムとして考えられることがあります。
各キーワードは半角カンマ","で区切ります。
「、」や「。」の句読点は入れないようにしてます。
なぜかというとスパイダーは句読点などを無視する傾向にあるようです。
ここに記述するキーワードは必ずそのページの<body>~</body>タグ内で実際に利用されているキーワード(ウェブページが説明している商品やサービス名、または関連するキーワード)を記述します。
キーワードは文字数で言うと大体400文字前後は考慮されるようですが、検索エンジンは特定文字数以上のキーワード情報は無視してしまうようです。
キーワードの数ですが、10個以内が良いとか、多いほうが良いとか、諸説あり、何が正しいか、わかりません。
ただ、HTMLの世界標準規格である W3C(Googleページランク10)のキーワードは40個あります。
なお、METAキーワードタグ内の前半(左から)に記述されているキーワードをより重要視する傾向がありますから掲載順には注意してください。
またMETAキーワード内にウェブページと全く関係ないキーワードを記述することも検索エンジン業界では「禁じ手」と見なされていますから、単なるアクセス向上だけを目指したキーワードの乱用には注意してください!
※xhtmlの場合は末に />で閉めます。
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KEYWORD TAG
<meta http-equiv="keyword" content="キーワード,キーワード">
キーワードの指定方法は2種類あるようです。
タグの解説サイトでは「name="keywords"」の方で解説しているのをよく見ます。
しかし、タグ辞典及びかなり有名なロボット型検索エンジンへの登録サイトは「http-equiv="keyword"」の方をキーワード記述として解説しています。
現在のところ、どちらで記述すべきか結論が出ていません。
※xhtmlの場合は末に />で閉めます。